第二十一回 / 今朝彼が私に言いました。「バイクの大型免許取りに行くわ。」
本当に、日常の変化がない。行動範囲が狭くなり、その分、変化がない。変化を求めに出歩くことも難しい世の中になってしまった。
変化を求めず「難しい。」や「出来ない。」と、いうことは簡単なので、すぐに言ってしまいそうであるが、どうやら若者は違うようである。ちなみに、私は「出来ない。」とすぐに言いたくなってしまうが、立場上言えないので、「やってみよう。」と言うようには気を付けています。
私には、3人の子供がいます。一人は男の子、あとは女の子です。その男の子のお話です。彼は現在大学4年生です。その若者のお話です。
今朝彼が私に言いました。「バイクの大型免許取りに行くわ。」
私「そうなんや。で、就職は?」
彼「今日、教習所の入校式や。」
私「就職活動、しているのか。」
彼「行ってくるわ!」
彼は家を出ていきました。
なんと、全く話がかみ合いません。しかし、彼は確実に行動しています。親としては、今が就職先探しの大事な時期だと思うのですが、どうやら、彼は趣味の方に向かって進んでいるようです。就職活動ではなく、趣味活動に向けて変化をしているようです。
うーん、これはどうしましょうか。私も皆様同様、車もバイクも好きなので、彼の気持ちがわかってしまう。大型に乗りたいだろうな。冒頭で「変化しなければ。」と言いましたが、でも、「まず就活しろよ。」と伝えたい。まず、そこを変えてくれと。
私も、25年程前に就職活動をしましたが、こんなもんだったかもしれません。働ければよい、とだけ考えていました。この程度の考えでは、将来後悔するのは目に見えているのですが、言って聞くような事ではありません。きっと苦労をするのだろうな、と思います。経験しないと分からないことも多いので、見守ることにします。
変化と言いましても、そう簡単に変われるわけもありません。なんでもいいので、変えていけるようになれれば、と考えております。
私も少し変わるために、いくつか新商品を出します。
楽しみにしていてください。