2019.11.19ガラスコーティングで中古車を長く綺麗に!
中古車にガラスコーティングは必要?
最近、中古車を購入する際、ディーラーから「コーティング」を進められるパターンが増えてきているようです。
新車と比べると、ボディがダメージを受けていたり、ツヤが失われている中古車が多いのが現状。せっかく手に入れた愛車、長く綺麗に乗りたいですよね。
しかし、
「コーティングって新車にするものじゃないの?」
「中古車にコーティングをして効果があるの?」
「どんなコーティングが最適なの?」
といった声をよく耳にします。
結論から申し上げますと、中古車とコーティングの相性は抜群です!
しかし、コーティングも様々な種類があり、中には効果が薄くわかりにくいものもあります。
また、コーティングをしたからといって、日頃のメンテナンスを疎かにすれば、コーティングの効果はどんどん弱くなっていきます。
ここでは中古車にぴったりのコーティングの種類や施工方法、メンテナンス方法等を紹介していきます。
そもそもコーティングってどんな種類があるの?
一口に「コーティングを施工しよう!」と言っても、いざオートバックスやイエローハットに行けば山ほど商品があってどれを使っていいのかさっぱり…。よくありますよね。
そもそもコーティングって種類があるの…?と思う方も多いと思います。
そこで、この項ではコーティングを三つの種類に大きく分けて各々の特性を説明していこうと思います。
【ワックス】の特徴
市販でよく見るコーティングNo1といえばこれ。
いくらガラスコーティングやポリマーが昔よりポピュラーになったとはいえ根強いファンがいるのがワックスです。
半練り、スプレー、シャンプータイプ等細かく分けるとさらに種類がありますがここでは「固形ワックス」を主に指しています。
成分も石油系や植物系、動物系とあり迷いますが「これがワックス!」と体感したい場合はカルナバ蝋(自然成分)がおすすめです。理由は後程。
主な施工方法は靴磨きと同じ原理で、
固形ワックスをスポンジやクロスにとって車に塗布→その後白っぽさ(カス)が消えて艶が出るまでひたすらに拭き取り、です!
この作業がひたすらにしんどい…。夏場にすると軽く死すら感じます…。
さて、ここまで頑張って施工するワックスの何が一番のメリットかというと。
艶、これにつきます。
磨けば磨く程ギラッギラの光沢が出て濃色車だと特に見目が最高です。
そしてこの艶出し成分で非常に優れているのが前述の「カルナバ蝋」な訳です。
本当に、つるっつるのギラギラです。
ショーに出展しており他のコーティングを施している車でも仕上げにはワックスを塗る人が多いですね。
ただ耐久性はあまりないので、くすんでくるとまたかけ直し…ということにはなりがちです。
【ガラス系コーティング】の特徴
これが一番曖昧ですね。広義で言ってしまうとワックスもこちらに分類されたり。
お店やディーラーでの「ガラスコーティング」もほとんどがこの「ガラス<系>コーティング」なことが多いです。いわゆるポリマーもこの分類です。
まさにワックスとガラスコーティングの中間に位置しており、ガラスの繊維が含まれる化学系コーティングを主に指します。
耐久性もそこそこあり、施工もまあまあ楽(大体塗ってふき取りor伸ばしです)、見た目もワックスには劣りますがつやつやと綺麗に仕上がります。手触りはさらさらもしくはつるつる。
極端なメリットもデメリットも無いといった印象です。
ですが、やはりガラスコーティング100%の被膜とは違い、表面の被膜は劣化しますので、
艶がなくなったなと感じたら落として塗りなおすといったことが必要です。
【ガラスコーティング】の特徴
弊社のピカピカレインもこれにあたります。
硬化後100%のガラス被膜を形成するのが一番の特徴で、空気に触れると硬化が始まってしまうので基本的には遮光密閉容器(ガラス瓶など)に入っているのが大きな見分け方といえます。
ポピュラーになったとは言えども、本来の意味での「ガラスコーティング」はまだまだ少ないと思われます。
先程例にだしたイエローハットやオートバックスにはおいていないことも多いのではないでしょうか。
メリットはやはり耐久性。
汚れや傷で水弾きや艶が多少落ちることはあっても半年程の短期間で被膜が剥がれることはほぼありません。(ピカピカレインだと3年が基準)
塗装への直接のダメージを長期間軽減します。
またガラスコーティング独特のしっとりとした落ちついた艶が好き!という方も多くいます。
難点としては施工が上二つと比べて難しめなところでしょうか。
なんせ放っておくと硬化していくので、拭き忘れてしまうと研磨以外での補修がききません。
硬化までに雨にふられてもいけないので天候の確認などすこし準備と知識が必要です。
でも一度してしまえばあとは軽いメンテナンスだけで済んでしまうのでどちらをとるかだと思います。
次はこれらのコーティングが中古車にとってどのようなメリットをもたらすのかを説明していきます!
ガラスコーティングは中古車にピッタリ!
中古車を購入するにあたって気になるのはやはり使用感…。
いくら綺麗な状態であっても、新車時と比べると車の輝きや艶は劣ってしまいます。
中古車にはコーティングが必要という事は上記で説明したのでわかって頂けたかと思いますが、そのコーティングの中でも特に「ガラスコーティング」がオススメ!
中古車にガラスコーティングをする事で、具体的にどのようなメリットがあるのか紹介していきたいと思います。
1.新車のようなツヤ
これが一番目に見えて効果がわかる点では無いでしょうか。
ガラスコーティングを施工する事により、しっとりとした高級感のあるツヤが出ることで
色の深みが増します。
色あせてしまったボディーも新車時のような美しいボディーへ!
また、中古車に細かいキズがある場合、施工時に小傷に液剤が入り込む事によって目立ちにくくなる効果もございます。
※コーティング自体は傷を消す効果はございませんので、完全に取り除く場合はコンパウンドによる研磨が必要となってきます。
2.塗装をキズから保護
せっかく車を購入したら、常に美しい状態で乗りたいですよね。
ガラスコーティングをする事で、愛車をキズから保護する効果もあります。
いくら大切に乗っていても、車を使用すればする程傷はついてしまうもの…。
その傷を落とすとなると、コンパウンドで研磨が必要になりますので手間がかかり一苦労。
そして塗装への直接の傷は色がくすんでみえる原因にもなります。
しかし、そんな心配も必要ございません!
ガラスコーティングを施工すると、傷がついてしまったも被膜の上からですので塗装を直接傷つける心配がありません。
また弊社のガラスコーティング剤は3年間の耐久性があるため一度施工するとしばらく再施工の心配がありません。
3.お手入れが楽に
お車を管理するにあたって、施工後のケアももちろん必要となっております。
なんと日頃のお手入れを楽にするというメリットもあるんです。
ガラスコーティングを施工する事により、何もしていない状態のボディよりも水弾きが格段に良くなります。
水弾きが良いため、洗車時の際の拭上げ作業も一気に楽になり時短にも繋がります。
以前よりも簡単に、そして美しく愛車が保てるという良いことずくめ!
上記の理由から、中古車へはガラスコーティングを施工する事がオススメです。
中古車だからこそ、ガラスコーティングによるツヤや水弾きが購入時と比べて違いがハッキリわかるので、施工後の達成感も増しますね。
車を長く大切に乗る人が多いこの時代に合ったコーティングといえます。
ガラスコーティングをする前に
中古車には下地処理は必要?
新車にガラスコーティングを施工する際は、目立った傷や汚れがない為
特に大変な下地処理は必要ありません。洗車、必要に応じて脱脂のみで結構です。
しかし中古車はどうでしょう。
購入する車体によっては傷があったり、イオンデポジットが付着していたり。
前オーナーが施工した、ワックスやコーティング剤が残っている可能性もあります。
上記のような残留物を残したまま、ガラスコーティング剤を施工すると汚れや傷を閉じ込めてしまう原因にもなりますし、耐久性にも影響が出る場合があります。
購入した車体の状況を把握して、ガラスコーティング施工前に、最適な下地処理を行うようにしましょう。
下地処理の主な種類
【脱脂剤】
ボディに付着した油分を取り除く液剤になります。
ピカピカレインの脱脂剤は、ピカピカレインガラスコーティング剤と相性の良い、アルコール系を使用しています。
施工するガラスコーティング剤の成分と相性の良い脱脂剤を選びましょう。
中古車にガラスコーティングを施工する場合は、脱脂剤は必ず行うことをおすすめいたします。
【イオンデポジット除去剤】
イオンデポジット(雨や水道水が蒸発した際にできる白いシミ。水分中のカルキや不純物が固まってできたもの)を除去する液剤になります。
広範囲にイオンデポジットが発生している場合は、下記で説明するコンパウンドで取り除くことをおすすめしますが、小範囲であるならば、イオンデポジット除去剤でイオンデポジットを溶かし、除去する方法が手軽です。
イオンデポジットを車体に残したまま、ガラスコーティングを施工してしまうと、ガラス被膜でイオンデポジットを閉じ込めてしまいますので注意してください。
【コンパウンド】
傷やイオンデポジットを削り落として、除去する液剤になります。(クレンザーのようなものです)
基本的には目の粗いものから、目の細かいものに移行しながら削り落としていきます。
小範囲であるならば、スポンジやクロス等で手磨きし、落としていく方法でも問題ないです。
広範囲であるならば、ポリッシャー(スポンジや、ウールバフを回転させる機械)を使用して研磨していく方法がおすすめです。
【鉄粉除去剤・鉄粉除去粘土】
車体には鉄粉が刺さっている場合があります。
鉄粉の確認方法は、タバコやお菓子の透明なフィルムに指を入れ、車体を撫でてください。ざらざらとした感覚があれば、鉄粉が付着している場合が多いです。
鉄粉を除去するには、鉄粉除去剤(液剤)と粘土があります。鉄粉除去剤の場合は、各商品の使用方法に沿って使用ください。
粘土の場合は、できるだけ水をかけながら、鉄粉を除去した面を内側に折って使用してください。鉄粉が刺さった部分で車体を撫でてしますと、傷になる原因となります。
ガラスコーティングの施工手順
下地処理が終わったので、次はガラスコーティング施工です。
洗車・拭き取り・施工に分けて、詳しく説明していきます!
まずは洗車が基本
「えっ!下地処理が終わったのにまだガラスコーティングを施工しちゃダメなの?」
と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、ガラスコーティング施工前の洗車は必須なのです…
お車の汚れも一緒にコーティングをすることがないよう、愛車を綺麗な状態にしてから、ガラスコーティング施工に臨んであげましょう!
STEP1: 車に水をかけ、大きなホコリや砂を洗い流す
STEP2: カーシャンプーを泡立てる
カーシャンプーは中性のものであれば、市販のもので問題ありませんが、時間や労力をカットしたい方は、泡切れの良いピカピカレインのシャンプーを是非お試しください!
STEP3: 泡立てたシャンプーにマイクロファイバークロスを浸し、洗っていく
お車を傷つけないために、きめの細かいマイクロファイバークロスを使用して、優しく洗ってあげることがポイントです。
STEP4: シャンプーを水で洗い流す
◎ポイント
・必ず手洗い洗車で!
弊社がお勧めする洗車方法は、ズバリ「手洗い」です。
細かな箇所も洗うことができるだけでなく、車の状態を自分の目でチェックすることができ、
万が一問題があった場合にも、早期の発見および対処が可能となります。
洗車機(ブラシやモップ式)を使用されると、小石を巻き込んで、お車を傷つける恐れがあります。
それでも自分で洗うのは面倒!というものぐささんは、洗車傷のリスクが少ない高圧洗浄の洗車機をご使用ください。
「水分の拭き取りを忘れずに」
シャンプーを洗い流した後、残った水分を長時間放置されると水垢になってしまいます。
(気温が高い夏場の作業は、乾くスピードも早いので要注意です!)
ですので、必ず乾いたマイクロファイバークロスで、水分を完全に拭き取ってあげることをお忘れなく!
隙間などの拭き取りがしづらい箇所は、ドアを開け閉めしたり、エンジンをかけてみてください。
車体の振動により水分が出てきますので、拭き取りやすくなりますよ。
◎ポイント
・脱脂剤でさらなる効果を!
こちらの工程は必須ではないのですが、洗車後に脱脂剤で油膜を除去されますと、
ピカピカレインのガラスコーティングの定着が良くなり、さらなる効果を得ることができるため、おすすめです!
「ガラスコーティング施工」
お待たせ致しました!
いよいよガラスコーティングの施工です!
STEP1: スポンジに液剤をつけて塗布
スポンジを同一方向に伸ばすと綺麗に塗布できます。
ピカピカレインのガラスコーティング液剤は大変伸びが良いので、スポンジにつける量は2~3滴(最初は5~6滴)で十分です。
滑りが悪くなってきたら液剤を2~3滴足してください。
◎ポイント
・塗布は薄く!均一に!が基本
ピカピカレインの施工で最も重要なポイントと言っても過言ではありません。
瓶が小さいので、不安に思ってついつい液剤をスポンジにつけすぎてしまいがちですが、
液剤のつけすぎは、ムラの原因にもなりますので注意しましょう。
・塗布はブロックごとに分けて
広範囲を一度に塗布してしまうと、拭き上げ前に液剤が乾いてしまい、ムラの原因になります。
ボンネットの半分や、ドア1枚…といったようにブロックに分けて塗布していきましょう。
STEP2: クロスで液剤を拭きのばす
液剤を塗布したら時間を空けずに(ここはワックスと違うので注意ですね!)、
乾いたマイクロファイバークロスで液剤を拭きのばしましょう。
ゴシゴシと力を入れるのではなく、優しく拭きのばすのがポイントです。
STEP1と2の工程をブロックごとに繰り返して、お車全体を施工していきます。
STEP3: 最終チェック
最後に拭き残しや未施工箇所がないか、色々な角度から確認をしましょう。
問題がなければ、これで施工完了です!
作業終了後12時間は洗車および雨天や夜露等、水に塗れないようにしてください。
ガラスコーティングを長持ちさせるには?
ガラスコーティングを施工した後はメンテナンスが全くいらない、というわけではありません。
効き目を長持ちさせるには定期的なメンテナンスが必要です!
ポイント1:日々の洗車が一番大切
まず大切なのが洗車です。
毎回カーシャンプーなどを使ってゴシゴシ洗わなければならないというわけでは無く、水でさっと流す程度でも構いません。
車体についた汚れは、ホコリや砂虫の死骸や鳥のフンなど様々なものが存在します。これらの汚れは知らない内に保護被膜を傷つける原因となるため出来る限り早めに取り除いておきましょう。
もちろん、汚れが目立つようであればカーシャンプーを使ってしっかりと洗車することも大切です。しつこい油汚れにはピカピカレイン脱脂剤を使うときれいに落とせます。
洗車の際は洗車機を使うと最初の水洗いが少なく、汚れをブラシで強制的に取り除くことで「洗車傷」が付く恐れがあるので、ガラスコーティングを施した後は優しく手洗い洗車で洗いましょう。
やむを得ず洗車機を利用する場合はあらかじめ水で洗い流してから洗車機にかけることがオススメです。
最適な洗車頻度は……
【青空駐車】
濃色車…約週1回
淡色車…月約2回
【屋内駐車】
濃色車…約月2回
淡色車…月約1回
できればカレンダーなどで日付をメモしてスケジュール管理をしましょう!
ポイント2:メンテナンス剤でさらに効果UP
ポイント1でもご紹介させていただいた通り、洗車でも十分にコーティングをきれいに長持ちさせることができますが「もっと綺麗にしてあげたい」「もっと大切にしたい」と思われる方もいらっしゃるかと思います。
そういった方のために、更にプラスとしてメンテナンス剤の使用をオススメいたします。
もともと、塗装面のクリア塗装を守るために疑似膜としてガラスコーティングが開発されました。
更にそのガラス被膜(コーティング)を守る保護膜を作ることによって効果を長持ちさせることができるのです。
メンテナンス剤を洗車の際に施工すると、軽度のイオンデポジット程度であれば洗車の際に一緒に落としてしまう事が可能となります。
この保護膜は、環境などにも左右されてしまいますが1~2か月ほどで自然に落ち、洗車いる際にまた施工します。
また、メンテナンス剤は他社様含め多数のものが販売されていますが、自社製品同士が一番相性良い状態で相乗効果を生み出すように製造されていますので、同じメーカーで商品を揃えて頂くことをおすすめします。
弊社商品の組み合わせでは……
・ピカピカレインプレミアム×ナノピカピカレイン滑水性
・スーパーピカピカレイン×ナノピカピカレイン親水性
・ハイパーピカピカレイン×ナノピカピカレイン撥水性
の組み合わせがおすすめです。
最後に
いかがだったでしょうか。
中古車とガラスコーティングの相性は抜群!
あらかじめガラスコーティングをしておくことで、キズや汚れからボディを保護し、また、失われていたツヤも復活させることができます。
ガラスコーティングは愛車を長く綺麗に乗りたい方にピッタリなコーティングです。
中古車をご購入の際は、ぜひガラスコーティングを!