2016.7.7下地処理と施工場所!ガラスコーティング施工の前に確認したい大切な2点!
ピカピカレインガラスコーティング剤もといDIYのワックスやガラスコーティング剤の施工は
やはり業者やプロ以外が施工することを考えて作られているのでおおむね簡単です。
ですが、細かい点が気になったり、突き詰めると奥深いですよね。
下地処理⇒洗車⇒施工の流れ自体は簡単でも、
各所で「これはどうしたら…」と悩んだ方も多いのではないのでしょうか。
ピカピカレインの施工方法は過去にこのブログでも何度か投稿していますが、
古い記事は流れてしまっているのでサイトリニューアル記念(?)に改めておさらいしたいと思います。
今回はタイトルの通り、ガラスコーティング施工の前に確認したい重要な2点!
全てをきっちり守らないと施工できない!という訳ではありませんが
こだわればこだわる程美しい仕上がりになりますよ。
(1)施工する際の季節や天気や場所
施工する季節
実はピカピカレインを施工する際に最も重要なチョイスはここです。
ガラスコーティングが初めて、派手な失敗が怖い…という方は、
春秋の施工をお勧めいたします。
勿論、ご注意点さえ意識していただければオールシーズン施工OKですよ!
スタッフも春夏秋冬ピカピカレインを施工しておりますが
美しく仕上がっています(笑)
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【夏季の施工】…△
室外での施工の場合、車体が高温になりやすく 塗り込んだ後の液剤が熱されて蒸発するためムラになりやすい。
塗り込み/拭き上げ共に通常より素早く行う必要がある。また、6~7月は梅雨と被るので、こちらも室外の場合に24時間水分禁止を達成しにくい。
施工後直後に大雨に降られてしまうと硬化していない液剤が流れたり雨が叩き付けた跡が輪っか状となって硬化して残る場合がある。何より暑い。体力の減り方が尋常ではない。
洗車から含めるとかなりの時間かかるため、真夏カンカン照りの日は絶対に避けた方が良い。
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【冬季の施工】…△
こちらは室内でも室外でも夜露が天敵になってくる。
ずっと見張ってる訳にもいかず、朝になったら垂れた水滴跡でラインが残りそのまま硬化している事例が多い。霜も同様。ムラの原因である。
対策としては、早朝から洗車/施工をして、できる限り夜露/霜の発生時間までに硬化を進めておくことである。
また、こちらも何より寒い。
極寒の中、水を入れたバケツに手を入れるのは大変辛い。
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【春/秋の施工】…◎
ピカピカレインの施工には最高の季節!
春は黄砂&花粉/梅雨前、秋は雪前に車体を保護出来るのでベストタイミング。効果も体感しやすい。
気候も安定しており、突発の雨でも降らない限りは 問題なく施工を終えられる。
ただし、花粉真っ盛りの時期は出来るだけ風のふかない場所でなおかつ、山奥や森林公園の近くなど花粉が飛びやすい場所での施工は避けてもらうとベター。
花粉がくっついたまま硬化する可能性がある。
施工する場所
水のある場所ならばどこでもOK。
ご都合とメリットを考慮しつつご選択ください。
【自宅】
最も適した場所はやはり自宅の屋根付き車庫。
洗車時の水さえ用意できれば、完全硬化まで車を動かさずにいられるので
突然の雨でも平気で、汚れも付着しにくい。
【洗車場】
広い場所と水の確保を出来るのが大きな利点。
欠点はピカピカレインの施工後に車を移動させなければならないこと。
ほとんどの洗車場が時間制か、次に人が来るまで~という形態なので
施工後1時間程で車を動かすことになる。
まだ表面の硬化が終わっていないのに車を走行させると、
小石のはね上げで液剤が剥げたり、埃を巻き込む可能性が。
合わせ技として洗車場で洗車して、自宅でコーティング施工も可能です。
その場合は自宅への帰路でついた埃等をささっとクロスで拭いてくださいね。
(2)下地処理
■現在の車の状態をチェック
新車以外のお車の場合はまず初めに、
ピカピカレインガラスコーティング剤以外※は全て落としてください。
(※ピカピカレイン同士は上からの施工が可能です)
例えば、ワックス、ポリマー、メンテナンス剤etc…です。
もし、弊社のメンテナンス剤をお使いいただいているようであれば
それらも全て落としてくださいませ。
新車であってもディーラーのワックスやポリマー等が
知らないうちに施工されていたりもします。
何もつけてません、といって実は施工されているパターンもあるので
判断がつかない場合はまずボンネットに水をかけて、
すっぴん状態どうかを確認してください。
何もついていない状態であれば水がベターっとボディに張り付いているはずです。
また、この時イオンデポジットや傷の有無も確認しておきましょう。
そのままにしておくと上からコーティングで包んでしまいます。
■コーティング前に落としておきたいetc
さて、ここからはコーティングの前に除去しておきたい
様々な不純物や傷を簡単に説明します。
冒頭でも記載した通り、どこまでこだわるかは自分次第…というところではあります。
【 】内は落とす際に何を使えばいいかと記載しました。ご参考までに。
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・傷(小傷/洗車傷/飛石)
避けては通れない傷です。
うっすらとした洗車傷程度であれば、液剤の傷埋め効果と艶の反射で随分見えにくくはなる。
(この時、実際に傷がなくなっている訳ではない)小傷、飛石はレベル差はあれど消すのであればコンパウンド必須。
特に飛石はかなり深くまでいっていると深い傷と同様リペアの可能性も…。【コンパウンド(細目/極細)】
※市販のタッチペンやリペアツールなども使用できるかと思いますが、成分が様々でコーティングとの相性が未知ですので推奨しておりません。
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・鉄粉
空気中に存在する鉄の粉。
原因としては工場地帯や電車等鉄成分が多い場所からの発生や車のブレーキダストから。鋭利なので車体に刺さり、錆が進んで車体に定着する。ざらざらとした触り心地に。 薄いフィルム等を挟んでボンネットをなでると気づきやすい。
【鉄粉除去剤,トラップ粘土,コンパウンド(細目/極細)】
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・ウォータースポット
今は車の塗装が良くなりあまり発生しないため、イオンデポジットとほぼ同義で語られている。
車体に残った水滴がレンズの役割をして、太陽光での焼き付けを起こしシミ状になる。
【コンパウンド(細目/極細)】
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・イオンデポジット
車体に残った水分が乾いて蒸発した際に、大気中の汚れやミネラル等が残留して白い輪っか状(白い汚れ)になる。
防ぐことが難しく相談件数も多い。【イオンデポジット除去剤,コンパウンド(細目/極細)】
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・油膜
水分と油分の化合物で、薄い油の膜。強いものはシャボン玉表面のような虹色に見える。
車体にのってしまう原因としては、大気中の排気ガスや雨、道路上の汚水の跳ね返り等。
しつこいものはシャンプーだけではなかなか取れない。
【アルコール系脱脂剤,ボディ用油膜取り,コンパウンド(細目/極細)】
※ウォータースポットとイオンデポジット辺りは
もっと細かく分けられますが、とりあえずは大きく二つに。
除去できるものの欄全てにコンパウンドが入っていますが、
これは表面を研磨するからです。
付着してるものも何もかも削り落とします。
時に取り返しのつかないことになりますので、
取扱いは慎重にしてください。磨きすぎは厳禁です。
また、塗装までいってしまっているシミや傷は
コンパウンドでは落とせません。
(塗装まで剥がしてしまうことになります)
プロの業者様にご相談くださいませ。
後、若輩者ながら私が気付いた注意点といたしましては、
薬剤(ケミカル)はきちんと洗いながすこと!です。
心配であれば施工後に都度シャンプーでしっかり洗車しましょう。
さっと水で流す程度では落ちておらず、ガラスコーティング施工の際に影響を及ぼす場合があります。
特にイオンデポジット除去剤や鉄粉除去剤は強い液剤ですので塗装を傷めやすいです。
都度確認をしながら使用してください。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか。
洗車のことは?と思われたかもしれません。
実は先日のワックスまとめに洗車の方法をばっちりまとめておりますので
そちらをご覧いただけますと幸いです!
https://www.pika2rain.com/blog/aboutwax/#sensha
次回ブログでは実際の施工のことについて触れたいと思います。