2018.8.1親水?撥水?それとも滑水?ガラスコーティングの違いを徹底解説!
様々なガラスコーティングの中からどれを選ぶか?
今、主流になりつつあるガラスコーティング。
ワックスやポリマー系コーティング、ガラス系コーティングと違い、
完全硬化型のガラスコーティングは長期間効果を維持できる抜群の耐久性を誇ります。
その完全硬化型ガラスコーティング剤の中でも様々な種類があります。
どれを選べば良いかわからないという方も多くいるのではないのでしょうか。
そして販売しているメーカーによっても、微妙に名前が違う場合があります。
例えば、疎水性、超撥水など…名称が統一されておらず、これも混乱する原因の一つではないでしょうか。
弊社で現在取り扱っているのが「親水性」「撥水性」「滑水性」この三種類です。
上記の物の中でもどれを選べば良いか、またどのように違うのかというお問い合わせを頂く事がしばしばあります。
それぞれの特性・優れている部分があります。その中でも
選ぶポイントは水の弾き方の好みや、車の管理状況や洗車の頻度など様々なので、
これが良い!と一概には言いかねます。
今回はこの3つのガラスコーティングについての特徴や選び方を詳しく解説していきたいと思います。
3つのガラスコーティングの特徴を解説!
さて!前章では水弾きの種類を大まかに挙げてみましたが、この章では実際に弊社の製品を例にとって更に詳しく性質を説明していきます。
よくお電話などでも、「どの製品がいいか…」とご相談いただきますので、ご参考にもしていただければと思います!
ピカピカレインガラスコーティング製品のメリット・デメリット・特徴
■スーパーピカピカレイン【親水性】
「ピカピカレインといえばスーパーでしょ!」と言っていただけるお客様が多くいらっしゃるほどロングセラーの製品です。
水弾きは「親水性」。鏡に水をかけた際、膜状になって水がするすると引きますよね。あちらに近いです。
その特性上、※疎水力に優れており水跡がつきにくくなっています。
※疎水力…この記事内では水をボディからはけさせる能力として使用しています
■ハイパーピカピカレイン【撥水性】
ワックスの撥水性ブームが到来し、ピカピカレインでも多数のご希望をいただき誕生しました!
水弾きは「撥水性」。ころころとした細かい玉状(雨の日に植物の葉っぱに乗っている水滴のような)の水弾きで、豪雨走行時の爽快感は流石といったところです。
ですが疎水力は低めなので、こまめにお手入れができる方向けです。
■ピカピカレインプレミアム【滑水性】
大大大ヒット製品です。迷ってらっしゃるならこれ!とスタッフも自信をもってオススメする今までのガラスコーティングの利点を全て詰め込んだ一品です。
水弾きは「滑水性」。実はこの言葉、最近ようやくコーティング業界にも浸透し始めましたが弊社が先駆けだったりします。(実は造語なのです)
滑水性は親水性の水捌けの良さと、撥水性の見た目の爽快感を併せ持つ水弾きです。
撥水性の様に粒が細かくないのでボディに水分が残りにくく、大きな水玉がつるつると滑り落ちていく様は圧巻です。
想像しにくい…という方は、お風呂の浴槽を思い浮かべていただくとピンとくるかと思います!
屋外駐車にもおすすめです。
■番外編:バイク用 ピカピカレインforMotorcycle【滑水性】
満を持して発売したバイク用のピカピカレインがこちらです。
実はこちら、ピカピカレインプレミアムの小容量版なのです。
ですので勿論、美しい滑水性の水弾き、高級感のある光沢…、共にピカピカレインプレミアムと同様の効果を発揮します。
ここだけの話、ピカピカレインプレミアムの余った液剤でバイクのタンクを、バイク用のピカピカレインの余った液剤で車のホイールを…。等という使い方も出来てしまいます!
■番外編:アルティメット【滑水性】
現在オールコンプリートパッケージ限定販売となっております最高級液剤です。
ガラス成分を多く含ため、液剤がピカピカレインプレミアムよりも濃く、乾きが早いため施工の難易度が少々高い製品です。
その分、艶も滑水性能もピカイチ。小雨等では分かりにくいですが、ホースで水をかけると水が浴槽の様に滑り落ちていきます。
それぞれの水弾きは下記の動画にまとめています!
よろしければご覧くださいませ!
ガラスコーティングをする事のメリット。「水弾き」がなぜ必要か。
ワックスやポリマー、もちろんガラスコーティングも。
正直なところどのようなコーティングをしてもボディに残った水分を放置すると水垢になってしまいます。
これは避けようのない事柄ではありますが、「水弾き」があることによって「未施工状態(スッピン)」よりもボディに水分が残りにくくなります。
すると、水垢の原因である水分が少なくなるので酷い水垢になるリスクの軽減は勿論のこと、濡れてしまった際の拭き上げもかなり楽になります。
(洗車好きな方だとスッピンボディの水の拭き上げがどれ程苦痛かご存知だと思います…)
また、そこで何故ばちばちと弾くワックスやポリマーでなく「ガラスコーティング」がお勧めなのかというと、【耐久性】に優れているからです。
ポリマーやワックスは最初の水弾きこそすごいものの効果がとれるのもとても早いです。
それに比べてガラスコーティングは安定した水弾きを長く維持することが可能です。
(もちろん、お車の保管環境や走行距離なども関係してきますが…)
迷われている方は一度是非お試しください。
「自分のライフスタイルに合ったガラスコーティングを選ぼう!」
さて、上記でガラスコーティングの種類や水弾きの性質についてご説明してきましたが、
ガラスコーティングを選ぶ上でこの「水弾き」というのは大きなポイントですよね。
「え?どれでも良いんじゃないの?」と思ってる方は要注意!
せっかく自分で愛車にガラスコーティングするんですから、
できれば「やらなきゃよかった…」と後悔するようなことが無いように、
自分のライフスタイルに合わせて、上手く付き合っていけそうな水弾きの
ガラスコーティングを選んでみましょう。
自分に合った水弾きのガラスコーティングを選ぶコツは、ズバリ…
・車の管理環境、走行環境を考える
・洗車頻度を考える
…です!!
・車の管理環境や走行環境は?
まず、車の管理(駐車)環境はどんな環境でしょうか?
青空駐車、カーポートがある屋外駐車、室内ガレージなど、
大きく分けて3つのパターンがあると思います。
①青空駐車
車が最も天候・季節の影響を受けやすい駐車環境です。
この環境で、撥水タイプのガラスコーティング剤を使用すると、
雨が降った後に、撥水した水玉がボディから落ちにくく残ってしまいます。
水玉を更に放置してしまうことで、花粉・埃によるダメージや、
直射日光によるダメ―ジがボディを浸蝕していくため、非常に強固なイオンデポジットが
できやすくなります。
こまめに洗車やついた水滴を拭き上げたりして、車をケアしてあげている方以外は、
ボディに水が残りにくい親水性や滑水性のガラスコーティング剤をオススメします。
②カーポートがある屋外駐車
カーポートがあるので青空駐車ほど天候・季節の影響は受けませんが、
雨や花粉・埃は付着しやすい環境なので、青空駐車同様の注意をするに越したことはありません。
ボディに水が残りやすい撥水タイプのものより、残りにくい親水性・滑水性のガラスコーティング剤をオススメします。
③室内ガレージ
室内ガレージの場合、駐車している間は、天候・季節の影響を受けることはほぼありません。
そういう環境で、撥水性の水弾きが大好き!という方は、撥水性のガラスコーティング剤を施工しても管理がしやすいかと思います。
ですが、室内ガレージだから放置していても安心という訳ではありません。
通勤等で頻繁に車を運転するようでしたら、走行中や他の場所での駐車時に天候・花粉等の影響を受けます。やはり室内ガレージへ格納する前に、水滴の拭き上げる等のケアをした方がボディのためにもなるので安心です。
・洗車の頻度は?
駐車環境に加えて洗車頻度も考えてみてください。
青空駐車の際に、少しだけお話しましたが、こまめに洗車をしたり、
ボディを拭き上げたりと、車のケアに手間をかけることができる方なら、
撥水性のガラスコーティング剤でも、あまり問題視することはないでしょう。
ただ、「仕事が忙しくてあまり洗車ができない…」という方や、
「洗車するのが面倒で短時間で終わらせたい…」という方は、
ボディに水が残りにくく、水捌けもしやすい滑水性のガラスコーティング剤をオススメします。
親水性のガラスコーティング剤でも、ボディに水が残りにくいのですが、
ピカピカレインの場合は、滑水性のピカピカレインプレミアムが非常に水捌けが良く、手間が省けます。
…どうでしょう?どのガラスコーティングが合いそうか、
イメージは掴めてきましたでしょうか?
水弾きの好みで選ぶ方も、もちろんいらっしゃいますが違いによるリスク等も
しっかり理解した上で車をケアしてあげることが大切です。
結局どのガラスコーティングを選べばいいの?一番人気はズバリこれ!
もちろん、好みによっては選ぶ水弾きは違うのですが
『結局どれがいいの??』『好みとかは特にありません!』『ガラスコーティングならどれでも!』
という方は、ずばり弊社で一番人気の『滑水性』のガラスコーティングをお選びください。
【滑水性とは】
親水性×撥水性の良い部分をとった水弾き。
大きな粒状で水を弾き、さっと滑るように落ちていくので、ボディに水分が残りにくい。
・滑水性のガラスコーティングがおすすめな利用
①ボディに汚れがつきにくい&落としやすい
滑水の性能により、水が汚れと一緒に滑り落ちるため、汚れが残りにくくなります。
また、ボディに水が残りにくい為、イオンデポジット(水垢)もつきにくくなります。
ホースで水をかけると、さーっと砂ぼこり等の大きな汚れが水と一緒に落ちていきます。
②洗車時の拭き上げが楽
やはり、ボディに水分が残りにくい為、洗車時の拭き上げが楽!
洗車時間が格段に減ります。
もちろん面倒なクロスやセームの絞る回数も減ります。
拭き上げ時間が短くなることで、濡れたボディへの日光照射時間も少なくすることができます。
=イオンデポジットもできにくくなります。良いことばかり。
③ボンネットの上で水が踊る
滑水性の水弾きっていったいどんなの?と想像しにくいかとは思いますが
一言で表すと、まさに『爽快』です。
雨の日などに運転するとボンネットで水が踊り、停車するとさっと捌けていきます。
この水弾きが癖になって、滑水性をリピートするなんて方も…!
一度試すと、やめられない水弾きです。
・滑水性ガラスコーティング、汚れはつきにくい…だけど洗車は必須!
もちろん滑水性のガラスコーティングであっても洗車は必須です。
汚れが付きにくくなるため、洗車回数や時間は減るかもしれませんが
やはり一番のメンテナンスは洗車!
定期的な洗車を心がけましょう。
下記ではガラスコーティング後の洗車方法をご説明します。
ガラスコーティング後の洗車方法!
「ガラスコーティングの施工も済んだし、さあこれで何もしなくても良いぞ!」
と喜んで方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
残念ながら、答えはNOです。
もちろんガラスコーティングをすることにより、汚れが落ちやすく、付着しづらくはなります。
しかしながら、それは全く洗車をしなくても良いということと同義ではありません。
どんなガラスコーディングを施工しても、愛車の輝きを持続するためには洗車は必要不可欠なんです!
ここでは、ガラスコーディング施工後の洗車方法と注意点についてご紹介していきます!
<洗車方法について>
まずは洗車方法について説明していきます。
弊社のお勧めは手洗い洗車です。
【ステップ1】車に水をかけ、大きなホコリや砂を洗い流す
まずはしっかりと水洗いをして、付着したホコリや砂など洗い流します。
【ステップ2】泡立てたカーシャンプーでやさしく磨く
しっかりと泡立てたカーシャンプーにマイクロファイバークロスを浸して、上から下へと車を磨いていきます。
ごしごしと強く磨きすぎることなく、優しく磨いていきましょう。
【ステップ3】カーシャンプーを水で洗い流し、水分を拭き取る
充分な水でしっかりとシャンプーを洗い流していきます。
最後に必ず乾いたマイクロファイバークロスで水分を完全に拭き取ってあげれば洗車の工程は終了です!
<洗車での注意点>
続いては洗車時の注意点について説明していきます。
・カーシャンプーの種類
ガラスコーティングの被膜をを取ってしまわないように、
カーシャンプーは研磨剤の成分が入っていない中性のものをお勧めします。
・タオルやスポンジでの洗車
カーシャンプーに浸して洗っていく際は、タオルやスポンジではなく、必ずきめの細かいマイクロファイバークロスを使用をお勧めします。
そうすることで、車体はもちろんのこと、ガラスコーティング被膜への傷を避けることができます。
・洗車機
上項目でタオルやスポンジでの洗車と同じ理由で、洗車機で洗車をしてしまうと、
ブラシの摩擦、あるいはブラシやモップ小石が汚れを引きずることにより傷の原因となります。
洗車機を通すことで、ピカピカレインガラスコーティングの被膜が落ちることはありませんが、
小傷も蓄積しますと艶や水弾きの効果が薄れるのが早くなってしまいます。
どうしても時間がない!という方は高圧洗浄機をご使用ください。
ですが、車体やガラスコーディング被膜を傷をつけるリスクはゼロではありませんので、
可能な限りは手洗い洗車を心がけましょう!
<おまけ>
ピカピカレインのガラスコーティング剤と日頃の洗車により十分に効果は得ることができますが、
更にワンランク上を目指したい…という方にはメンテナンス剤もお勧めです!
ナノピカピカレインシリーズは、ガラスコーティング剤で形成し被膜の上に更に保護膜を形成します。
例えば、もしこの保護膜の上に汚れや軽度のイオンデポジット付着してしまった場合でも、
保護膜がいわゆる「犠牲膜」の役割を果たしてくれるので、汚れと一緒に落としてくれることも可能です。
したがって、ガラス被膜自体は汚れの影響が軽度で済むため、
ガラスコーディングの耐久性の持続にも繋がるので、ご検討ください!
いかがでしたでしょうか?
ガラスコーディングを施工しても日頃の手洗い洗車の重要さが伝われば幸いです。
なお、過去に洗車に特化したブログ記事もありますので、
気になる方は是非こちらもご覧ください!
自分に合ったガラスコーティングで愛車を美しく!
いかがだったでしょうか。ここまで弊社の取り扱っているガラスコーティングについての
特徴や性質について説明してきましたが、自分に適した種類の物を発見できたでしょうか。
自分の好みの水弾きや車の管理状況、そして洗車頻度など色々な条件を考えつつ
自分に合ったガラスコーティングを選びましょう!
上記であげた選ぶ際のポイントがバランスよく満たされており、
現在一番の人気となっているのがピカピカレインプレミアムです!
ありがたいことに施工されたお客様からご満足いただいたお声を
たくさん頂いております!是非迷っている方は、弊社のガラスコーティングを体感して頂きたいです。
ガラスコーティングを施工すると日々のケアが楽に、そして美しく保つことができます。
もちろん、上記で申し上げた通り、どのようなタイプのガラスコーティングをしていてもメンテンスが不必要になるという
わけではございません。こちらは全てのお車を持つ方に言えることですが、
施工後も日々のメンテナンス・手洗い洗車は忘れないようにお願い致します!