2021.1.20新型ウイルスが蔓延する今だからこそ!車の除菌もしませんか?
前回は大掃除の内容だったのですが、今回はそちらの続きとなる形です。
またも発令された緊急事態宣言。
時世が時世だけに現在は日頃の除菌に気を使っておられる方も多いのではないでしょうか。
そんな中で愛車の除菌・清潔度はいかがでしょうか。
通勤などに使用するのであれば、ほぼ毎日乗車している愛車。
家や職場、自分自身を清潔に心がけているなら愛車にも気を配りたいものです。
しかも車って密閉空間な上に結構色々なところを触るんですよね。
この機会に除菌対策をしてみてもいいのかもしれません。
※今回の記事は性質上、科学的な根拠における滅菌を保証するものではなく、
スタッフの主観と感想を元に作成しております。
車って結構あちこち触ってます。こんなところを重点的に除菌しましょう。
車に乗るだけで結構色んな部分に触っています。
車の乗り降り時は手洗いや手の除菌をあまりしない&飲食をする
場合もあるので、手の触れる部分は案外汚れていることが多いです。
米トヨタの公式チャンネルでも、「この40カ所を意識して車を清潔に保ちましょう」という旨の動画が配信されています。
いつものハンドルやシフトノブやサイドブレーキは汚れるので
よく拭き掃除をしますが、案外ドリンクフォルダーの底や、パワーウインドウスイッチは忘れがちですよね。
実際掃除をしてみると思ったより手垢や、飲み物をこぼした後などで汚れているので気をつけて掃除してみましょう。
この時期なので、良く触る場所は除菌と掃除を同時に行うのがいいですね。
下記の愛知トヨタの動画は良く触れる部分をスムーズに除菌できる
流れの動画となっています。
最初の動画のような40カ所が無理なら上記のようによく触る部分だけでもOK!
特に良く触る
・ドアノブ
・ドアの端
・ドアハンドル
・スイッチ類
・ドアポケット
・ハンドル
・シフトノブ
・センターパネル
・センターコンソール
・サンシェード
・ミラー
などはしっかり除菌を行いましょう。
車を除菌する前にまずは準備から!
新型コロナウィルスを含む、ウイルス感染はウイルスを含む飛沫が口、鼻や目などの粘膜に触れてしまったり、ウィルスがついた手で口や鼻、目の粘膜に荒れることが起きてしまいます。
ですので、手洗い・うがいをして自分自身のウィルスを除去しておきましょう。
手洗い
手や指に付着しているウイルスの数は、
流水による15秒の手洗いだけで1/100に、
石けんやハンドソープで10秒もみ洗いし、流水で15秒すすぐと1万分の1に減らせます。
※手を売らった後更に消毒液を使用する必要はありません!!
★正しい手洗いの仕方はこちらをご参考下さい★
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000593494.pdf
うがい
冬場は乾燥することもあり、口の中にウィルスが残っていることもありますので、しっかりうがいをしておきましょう。
(※現段階でうがいがコロナ予防にかならず効くという結果は出ていませんが、風邪などは防げますし乾燥予防にもなりますのでお水でゆすぐだけでもしておくと良いでしょう。)
手洗い・うがいが済んだら、
手袋とマスクを着用してお掃除用具を用意しましょう!
手袋
手袋をつけていても安心というわけではありません。
手袋に菌がついた状態で目や鼻を触るといけないので注意しましょう。
マスク
感染症対策には不織布マスクが有効です。
(マスクなどの種類/吐き出し飛沫量/吸い込み飛沫量)
▽不織布マスク/20%/30%
▽布マスク/18~34%/55~65%
▽ウレタンマスク/50%/60~70%
▽フェイスシールド/80%/小さな飛沫に対しては効果なし(エアロゾルは防げない)
▽マウスシールド/90%/小さな飛沫に対しては効果なし(エアロゾルは防げない)
引用元:https://www.tut.ac.jp/docs/201015kisyakaiken.pdf
【お掃除用具】
・ゴム手袋
・霧吹き
・ペーパータオル
・容器
・水・またはぬるま湯(1リットル)
・水を張ったバケツ・水拭きようタオル(クロス)
・洗剤
※洗剤の詳細は下の項目で詳しく説明します!
洗剤について
洗剤については少し注意が必要なので、もう少し詳しく説明していきます。
さて、たくさん種類があるなかで、どのような洗剤を選んでいけばよいのでしょうか。
厚生労働省のガイドラインのを見てみると、下記のように記載されています。
”テーブル、ドアノブなどには、市販の家庭用洗剤の主成分である「界面活性剤」も一部有効です。
界面活性剤は、ウイルスの「膜」を壊すことで無毒化するものです。
9種類の界面活性剤が新型コロナウイルスに有効であることが確認されています(NITEの検証による)。 ”
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html
市販の家庭用洗剤でも有効なものがある、というのが助かりますね。
また、同ガイドラインには、有効であるとされている9種類の成分も記載されています。
そちらを確認しながら、ご自分で最も入手しやすいものを使用するが良いですね。
”NITE検証試験結果から有効と判断された界面活性剤(9種)
・直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)
・アルキルグリコシド(0.1%以上)
・アルキルアミンオキシド(0.05%以上)
・塩化ベンザルコニウム(0.05%以上)
・塩化ベンゼトニウム(0.05%以上)
・塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(0.01%以上)
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)
・純石けん分(脂肪酸カリウム)(0.24%以上)
・純石けん分(脂肪酸ナトリウム)(0.22%以上)”
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html
該当する界面活性剤が含まれている家庭用洗剤を選んだら、
次は使用方法と注意点を見ていきましょう。
<使用方法>
NITEより動画を引用させていただいております。
1.家具用洗剤の場合
製品記載の使用方法に従って、薄めずそのまま使用します。
2.台所用洗剤で代用する場合
台所用洗剤 小さじ1杯(5ml)を、水500mlで薄めます。
スプレーボトルでの噴霧は避けてください。
また、作り置きした液は効果がなくなるため、その都度使い切るようにしましょう。
<注意点>
使用量・使用上の注意・使用できないもの…等々、
各製品に記載された使用法に従って、正しく使用していきましょう。
<アルコールは使用しない>
ウイルス除去といえばアルコール!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが、車の除菌には使用しません。
その理由は、濃度の高いアルコールはとても強力だからです。
手指などに使用する際でも、かぶれてしまう方がいらっしゃいますよね。
それと同様に、車の内装などにも反応する可能性があるため、
高濃度のアルコールの使用は避けましょう。
以上で準備は完了です。
次はいよいよ車に除菌をしていきましょう!
いざ除菌!注意点などをまとめました。
準備が完了したら、いよいよ除菌作業開始です。
1.マイクロファイバークロスに洗剤を適量染み込ませ、よく手が触れるところを中心に拭く。
2.固く絞ったマイクロファイバークロスで拭き上げる。
といった流れで作業を進めていきます。
車の外側
ドアノブや窓ガラス部分はよく触れる部分ですので、特に念入りに除菌しましょう。前後左右、全てのドアを除菌・拭き上げします。
トランク側ですと、ボタン部分やドアの端がよく触れる箇所です。
また、作業時は車内の換気のため、ドアは開けておきましょう。
車の内側
車の外側と同様、よく触れる部分を中心に除菌していきます。
ハンドル・ハンドル回り・シフトノブ・スイッチ類・センターパネル・センターコンソール・ドアポケット・サイドシェード・ミラー等、車内は特に手で触れる場所が多いです。
作業する箇所が多いので、除菌後の拭き漏れが無いように注意してください。
意外と忘れがちなのがシートやシートベルトです。しっかりと除菌・拭き上げを行ってください。
運転席周りが終わったら、助手席や後部座席も同様に作業します。バックドアも忘れずに作業して下さい。
なお、車の外側と比べて機械類や繊細な素材が多くつかわれています。念のため、一度目立たない箇所で試した後、問題が無ければ全体を除菌してください。
※モニター部分は傷がつく可能性があるため拭かないでください。
この時も、換気のためドアは開けた状態で作業をしてください。
〇注意事項〇
・体調がすぐれない場合は作業しないでください。
・作業するときは広い場所で行い、周辺に対してよく注意して実施してください。
・ボディを傷つけないよう、アクセサリー類は外し、ベルトなどはハンカチで覆うようにしてください。
以上で除菌作業は終了です。お疲れ様でした!
***
いかがでしたでしょうか。
人を乗せることもある(三密になりやすい)車だからこそ、気休め程度とはいえ対策はしておきたいですね。
全てきっちりしようと思うと中々腰が重いかもしれませんので、出来る範囲からしていくことをお勧めいたします。
なかなか遠出も出来ず、どこかピリピリしている世間の雰囲気に息が詰まる思いの方も多いかと存じます。
気分転換をかねてこの機に愛車の掃除をしてみませんか?
最後に、今現在も対応に奔走されておられる医療従事者の方々へ感謝を申し上げつつ、事態が終息することを切に願っております。