2021.4.14ガラスコーティングの再施工について
ガラスコーティングの耐久性も永遠じゃない
ガラスコーティングは耐久性にとても優れていますが、それでも永遠に持つわけではありません。
ガラス被膜は5年以上持ちますが、大気の汚れや走行中の細かい傷によって表面が摩耗されていくため、どうしても経年劣化をしてしまいます。
もちろん、駐車環境や走行頻度等によっても大きく左右されてしまいます。
ピカピカレインのお客様の中にも「5年持ってもまだまだ綺麗!」というお客様もいらっしゃれば「2年半ほどで効果が弱まってきた…」というお客様もおり、
定期的なメンテナンスなどを行ってもどうしようもない部分もあります。
ですので「効果や性能が落ちてきたなぁ…」と感じた時が再施工のタイミングとなります!
上記のようにお客様の環境によっても多少変わってきますがピカピカレインでは大体3年くらいを目安に再施工をおすすめしています。(1つの目安としてお考えください。)
次のセクションからもう少し細かい再施工の判断基準や再施工の手順法などご紹介して参ります!
ガラスコーティングを再施工するしないの判断基準
前述でも挙げた通り、ピカピカレインのガラスコーティングですと
大体、施工から3年前後が再施工の目安となりますが
「3年経っているけどまだ全然コーティングがのっているような?」
「施工して1年半だけど少し水弾きが悪いかも。再施工するべき?」
などのお声をよく聞きます。
それもそのはず、お車の種類や駐車環境、車に乗る頻度などで
ガラスコーティング被膜の摩耗具合は千差万別だからです!
平均を取ると3年くらいは効果の持続するピカピカレインのガラスコーティングですが
(ピカピカレインに限らず)
もちろんハードな環境※ですと3年に到達する前に再施工した方がいい場合もあります。
※工場地帯や電車の路線が近い、ほぼ毎日車に乗っている、あまり洗車をしない…etc…
では、どうやってガラスコーティングの再施工するしないを判断するのか。
それは…。
(1)艶や水弾きが弱くなった
これが一番わかりやすい再施工の合図です。
ホースなどで大量の水をかけても水引きが遅かったり、
水弾きの粒がべしゃっと潰れていたり…。
艶に関してはパールやシルバーの淡い色のお車はわかりにくいですが
濃色車は透明度が落ちたように見えます。
程度の差はあるとおもいますが、
こうなってくると再施工をしてしまった方が後々のメンテナンスが楽です。
(2)目立つ水垢や傷がついてしまって取れない
これについてはガラスコーティング被膜の耐久性がどうこうという問題ではないのですが…。
洗車でも落ちない様な水垢がボディに残ってしまったり、
メンテナンス剤で隠せないような傷がついてしまった場合
どうしても最後に頼るのは市販のケミカルかコンパウンド(研磨剤)になります。
これらをガラス被膜の上からかけると、
どうしても水弾きに影響が出てきてしまうのです。
(研磨剤はガラスコーティング被膜も削り落とします)
そうなってくると、再びガラスコーティングで保護しようとした場合
どうしても再施工が必要になります。
(3)手触りが悪くなった
(1)の水弾き、艶の低下にもつながってくる話ではありますが、
これは経年劣化でガラスコーティングの被膜が削れている状態です。
(もしくは鉄粉が付着している)
シャンプーで丁寧に洗車しても戻らなければ
再施工を考えても良いかもしれません。
※なお、たまにご質問いただきますが、
ガラスコーティング施工後の手触りは
ポリマーのような「すべすべ」「つるつる」したものではなく
本当のガラスを触った時のような「きゅっ」っとした感じが正解です◎
=========
上記、(1)~(3)のいずれかに当てはまる場合は
再施工を考えてみても良いかもしれません。
ガラスコーティングを再施工することが決まったら
さて、水弾き・艶・水垢・手触り…等々の要素から、
ガラスコーティングの再施工が必要だという判断に至ったとしましょう。
ですが、そこで「よし!じゃあ早速ピカピカレインのガラスコーティング液剤を車に塗布して…」
というわけにはいきません。
再施工をする前に、確認していただきたいポイントがあるからです。
そのポイントというのは、
「いま現在お車に施工されているコーティングの種類」です。
ピカピカレイン以外のガラス(系)コーティングを施工されている場合
ガラス(系)コーティングは、ワックスやポリマーコーティングとは異なり、
被膜がボディに残っている可能性があります。
他社製品の被膜が残ったままですと、ピカピカレインのガラスコーティングの効果が最大限に発揮されないおそれがありますので、
古いコーティングを完全に落とす(除去する)下地処理が必要になってきます。
下地処理として挙げられる工程は…
・洗車
・イオンデポジット除去(※)
・鉄粉除去(※)
・研磨
・油分除去
なお、※がついてるものは必須ではありません。
お車を確認していただいて、状態が酷くない場合は、スキップしていただいても大丈夫ですよ。
各工程については、この後のセクションでご紹介していきます◎
ピカピカレインのガラスコーティングを施工されている場合
では次に、以前からピカピカレインのガラスコーティングを施工していただいて、
文字通り、ピカピカレインのガラスコーティング再施工をされる場合です。
ピカピカレインのガラスコーティング同士の場合は、
研磨で古いコーティングを落としていただく必要はありません。
したがって、シャンプー洗車だけしていただければ、
その後は新たなピカピカレインのガラスコーティングの上塗りが可能です!
ここで少し余談にはなりますが。
現在ピカピカレインのガラスコーティングは3種類で展開させていただいておりまして、
これらは滑水性・親水・撥水という水弾きの違いになります。
先ほど「ピカピカレインのガラスコーティング同士であれば上塗り可能」とお伝えしましたが、
水弾きが違うものでも(例えば滑水性同士でなくても)上塗りしていただけます。
ただし、
・前回は親水性を施工
・滑水性を再施工
上記のような場合、水弾きは「滑水性」になります。
「水弾き等の効果は、上塗りしたものに上書きされる」という点のみご注意くださいませ。
再施工方法をSTEPで
では、ガラスコーティングの再施工の手順を順を追ってわかりやすくご紹介します。
〇STEP.1 洗車・拭き上げ
洗車をして施工面に付着した汚れを除去します。
まずは全体に水をかけ、大まかな汚れを洗い流します。
※いきなりクロスやスポンジで洗うと、ホコリなどをボディに押し付けてしまうため、キズなどの原因になります。
次に、バケツ等に水を張り、カーシャンプーを泡立てます。
この時、カーシャンプーは中性のものを使用してください。
「ピカピカレイン専用カーシャンプー」なら、ガラス被膜を傷めないので、ピカピカレインのガラスコーティングと相性抜群です。
https://www.pika2rain.com/fs/pikapikarain/all/TOP-SHAMP
クロスやスポンジに泡立てたカーシャンプーをたっぷりと含ませ、ボディを洗います。
全部洗い終えたら、水でしっかりと流しましょう。
最後に、ボディに残った水分をクロスで完璧に拭き上げます。
〇STEP.2 下地処理
洗車をしても除去できない汚れや傷は、各々に適した方法で除去します。
下地処理をせずにガラスコーティングを施工してしまうと、汚れ等をガラス被膜で閉じ込めてしまい、ボディに悪影響を及ぼす恐れがあります。
また、ガラスコーティングの本来の性能が発揮されにくくなることも…
ガラスコーティングを施工する際は、必ず下地処理をしましょう。
・傷
僅かな小傷程度でしたらガラスコーティングで見えにくくなりますが、コンパウンドで研磨し、綺麗にすることをオススメいたします。
「ピカピカレイン液体コンパウンド」は、極細・超極細の2本セットで、粒子が細かいため削りすぎる心配がありません。
・鉄粉
薄いフィルム等でボンネットをなでると発見しやすいです。
鉄粉は、鉄粉除去剤、トラップ粘土、コンパウンドで除去してください。
・ウォータースポット
ボディに残った水滴がレンズの役割をして、太陽光での焼き付けを起こしシミ状になったものです。
こちらもコンパウンドで研磨すると除去できます。
・イオンデポジット
ボディに残った水分が蒸発した際に、大気中の汚れやミネラル等が残留して白い輪っか状(白い汚れ)になったものです。
イオンデポジット除去剤やコンパウンドで除去してください。
・油分
カーシャンプーで落としきれない油分は、脱脂剤で除去してください。
「ピカピカレイン専用脱脂剤」は、ピカピカレインガラスコーティングに最適な成分を主成分としているため、相性が非常に良く、施工時の 悪影響がありません。
☆下地処理後は、必ず再度洗車・拭き上げをしてください。
〇STEP.3 施工
下地処理が完了したら、いよいよガラスコーティングを施工します。
通常の施工方法と同じ要領です。
スポンジに3滴ほど液剤を塗布し、ボディに塗り伸ばします。
そして、すぐにマイクロファイバークロスで拭き上げます。
スポンジでの塗り伸ばし→クロスで拭き上げの作業を40~50cm四方ごとに繰り返してください。
クロスで拭き上げたあとは、様々な角度からムラが無いか確認してください。
〇STEP.4 作業完了
施工後12時間は、洗車や雨など、水に濡れないようにしてください。
再施工によって得られるメリット
再施工する場合、得られるメリットは大きく分けて2点あります。
1、ガラス被膜が厚くなる
ガラス被膜が厚くなることでボディの劣化や小傷の発生を防ぎます。
また、被膜が弱くなっている部分にも再施工を行う事により、
車全体を常にガラス被膜で守る事が出来ます。
2、艶や水弾きが復活する
汚れや傷等で落ちてきた、艶や水弾きが復活します。
もちろん再施工前のボディの状態に艶は影響しますので
洗車で落ちない汚れや傷がある場合は下地処理を行ってから
再施工していただいた方が、ボディに輝きはでます。
下地処理の方法は下記記事をご覧下さい。
基本的には1度目のガラスコーティング施工の下地処理と手順は一緒です。
・再施工後のメンテナンス方法
色んなメンテナンス方法がありますが、一般的なガラスコーティングのメンテナンスと一緒で、こまめな洗車は大切です。
ボディが汚れたら、マイクロファイバークロスを使った手洗い洗車を
おすすめしております。
雨や雪、泥で汚れたらまず汚れを落とすことを意識して洗車を行うと
車へのダメージや蓄積汚れ軽減にもなります。
また、再施工したけど、より艶や水弾きがほしい!ガラス被膜の上に保護膜になるようなコーティングをしたい!という方はメンテナンス剤の使用をおすすめします。
下記の記事にメンテナンス剤の特徴をまとめているので
是非ご覧下さい。
私はいつも洗車のついでにメンテナンス剤を使用しています。
車の汚れる部分や傷になりやすい部分等でガラス被膜の耐久性も変化します。再施工やメンテナンスで、常に愛車のボディを守ってください。
再施工のことまで考えて最初のコーティング選びを!
再施工についてはいかがでしたでしょうか。
愛車をできるだけ長く綺麗に保つにはコーティングをすることや定期的なメンテナンスを行うのはご存知かもしれませんが、再施工もとても大切なんです。
例えばワックスだとあまり長持ちしないので何回も再施工をすることになります。(1ヶ月に1回くらい)
かといって、重ね塗りが出来ないガラス(系)コーティングを塗ってしまうと再施工の時に剥がす作業が必要になってしまったりと大変になってしまいます。
ピカピカレインのガラスコーティングは剥がしたりすることなくそのまま再施工できますので、愛車の保護の際はご検討の1つに加えていただけると幸いです。