2019.6.13「施工を失敗したかな?」と思ったら…必見ケース別の対処法!
施工を失敗した!と思ったその時は…
ピカピカレインのガラスコーティングの施工の手順といえば、
液剤をつけたスポンジで塗布する。
そして、
すぐにマイクロファイバーで塗布した箇所を拭きのばす。
この簡単さが魅力のひとつでもあります。
しかしながら、どんなに簡単とは言っても、
時には失敗をしてしまうこともあるかと思います。
自分自身の過失なのか、やむを得ない事象なのか…その理由も様々です。
今回はそんな「失敗した!」と思った時、どのような対処をすれば良いのか、
ケースごとにお教えいたします!
Case.01 ガラス・ゴム部分に塗布してしまった!
そもそも何故ピカピカレインはガラスとゴム部分に施工不可なのか。
プラスチックや樹脂にいけるのであればガラスなんか特に大丈夫では?
その疑問もごもっとも!理由をご説明します。
【ガラス・ミラー部分】
これは、正直効果が薄い!というのが大きな理由です。
ピカピカレインは硬化後100%ガラス化します。
つまり、ガラスにガラスを塗るという形なので…。
勿論保護にはなりますし、水弾きは付与されますがボディ程の感動はないかもしれません!
また、ガラスは透明度が高く液剤のムラに非常に気付きにくい箇所でもあります。
たまにガラスルーフを施工したいというお問い合わせもいただきますが
ボディよりも慎重に施工してください、とお返事しております。
失敗した時のリカバーもボディよりかなり難しいです!
【ゴム部分】
まず、液剤を必要以上に吸い込んでしまいます。
この時、素材によっては変色する(色が深くなる)恐れもありますのでご注意ください。
ちなみに変色はゴムだけでなく、一部のカーボンやメッキ、クロモリ等の特殊素材系にも言えます。
正直滅多にはありませんが、ピカピカレインはクリア塗装の上から塗ることを前提としているので
「ここはどうかな?」と判断に困るようなパーツは
必ず目立たないところでテストしてから全体へ施工してください。
また収縮する素材なのでガラスコーティングでそれを抑えてしまうと
劣化につながることもあります。
【番外編:ステッカー・シール・デカール部分】
後、たまにお問い合わせいただきますが、
デカールやステッカー等のシール系の上からの施工も控えていただきたいです。
これは何故かというと、単純にピカピカレインも硬化前は”液剤”だからです。
要はシールが液を吸ってしまって接着が甘くなる恐れがあるからなんです。
意図せず剥がし液の役割を担ってしまう訳ですね。
ですので、デカールやステッカーを貼る場合は、
貼る前にピカピカレインをコーティングして下地(塗装)を守り、
その上からデコレーションを楽しんでください!
***
とはいえ、前項で書いた通りDIYの場合失敗はつきものです。
「サイドガラスのモールを施工している時にゴムパッキンに液剤がはみ出た…」
「フロントガラスに液剤を垂らしてしまった…」
こんな時の対処方法を下記で説明していきます。
リカバー不可の事案もありますので、心配な方は出来る限り
マスキングしてから施工してくださいね!
【ガラス部分】
・付着してすぐであれば素早くクロスで拭き取ってください。
・完全に硬化してしまい、目視で付着していることが分かるような状態(ムラ)の場合は
ガラス用のコンパウンドで落としていただくこととなります。
オートバックスやネットショップ等で超微粒子の「窓ガラス専用コンパウンド」を購入し
手順に沿って該当箇所を優しく磨いてください。
※絶対に窓ガラス用のコンパウンドを使用してください。
窓ガラスは非常に傷がつきやすいです。
【ゴム部分】
・こちらも付着してすぐであれば素早くクロスで拭き取ってください。
・色が染みてしまっている場合は、残念ながらリカバーは難しいです。
***
最後に!
ゴム素材のくだりとも重なりますが、
塗装状態(表面)が著しく悪いお車やオールベン(全塗装)をしたお車につきましては
こちらも必ず目立たないところでテストしてから全体へ施工してください。
勿論、問題なく塗ることが出来ることの方が多いですが
ピカピカレインガラスコーティングは下地に追従しますので
下地の状態が良ければ良い程、綺麗に長持ちします。
Case 02.雨が降ってきてしまった!
ピカピカレイン施工後、硬化するまでの”約12時間”は水は厳禁。
車庫等の屋内ではなく、屋外で施工された方に一番気を付けていただきたいのが「雨」です。
梅雨の季節は特に注意が必要です。
雨に降られるとどうなるか
完全硬化前のピカピカレインガラスコーティングの上に水がついたまま放置すると、ムラや白濁・汚れの原因となります。
また、もし大雨に打たれた場合、1度塗った場所が流れ落ちている可能性があります。
対処法
【ピカピカレイン硬化前】
施工中などのピカピカレインが硬化する前に雨が降ってきた場合、すぐに屋根のある場所に移動してください。
その後、ボディについた水滴をマイクロファイバーで優しく拭き取ってください。
もし、屋根がある場所に車を移動できない場合は、施工をすぐに中断してください。
そして、雨が完全にあがってから、ボディについている雨水をマイクロファイバーで優しく拭き取ってください。
また、ボディカバーをかけていただくのも効果的です。
ボディに付着している雨水を出来るだけ優しく拭き取ってから車のボディカバーを装着してください。
なお、ボディカバー装着時に車体を擦らないよう中止しながらかけましょう。そして雨がやんだらすぐにボディカバーを外して下さい。
通気性が悪いので、硬化速度が遅くなってしまう可能性があります。
【ピカピカレイン硬化中】
ピカピカレインガラスコーティング施工後、数時間経った後でしたら、12時間経っていなくてもある程度表面硬化が終了しています。
その状態で雨が降っても、ガラスコーティングが落ちてしまうことはほぼありません。
ただし、表面硬化の時間はお住まいの地域の環境・天気等によって差があるものですので、雨がやんだ後はすぐにマイクロファイバーで優しく水滴を拭き取ってください。
白濁していなかったり、ムラになっていなければ問題なくガラス被膜がのっていますのでご安心ください。
【ピカピカレイン硬化後】
施工から12時間以上経過しておりますと、ガラス被膜の表面硬化は完了しておりますので、雨に濡れても大丈夫です。
なお、雨によりムラや白濁・汚れが発生してしまった場合は、下記の手順でご対応ください。
・硬化前→ピカピカレインマイクロファイバークロスで吹き伸ばしてください。
・硬化中→液剤をムラ部分にスポンジで多めに塗布し、ピカピカレインマイクロファイバークロスで拭き伸ばしてください。
・硬化後→ムラ部分を液 体コンパウンドで手磨きしてガラス被膜を除去し、部分洗車後、余った液剤で再施工してください。
Case.03 ムラができてしまった!
ピカピカレインを施工後、車を確認するとムラができていた!そんな声を寄せられる事も少なくありません。
ムラができてしまうと、愛車を美しく見せるためにコーティングを行ったはずが見栄えが悪くなってしまいます。
そしてなんと言っても、本来の水弾きや耐久が発揮されないという恐れもございます。
このような事を防ぐためにも、
まずはムラができてしまう原因は何が考えられるのか説明していきたいと思います。
何故ムラができてしまうのか
1.拭き伸ばしが不十分
液剤の拭き伸ばしが不十分で気がつかないまま施工を終えて硬化してしまうと
ムラになってしまいます。
こちらを防ぐには、明るい時間帯・環境で施工を行いましょう。
日が落ちてからや、暗い車庫内などで施工しますと、
拭き伸ばしができていない部分を見落としがちです。
拭取り後は、明るい環境下で、色々な角度から拭きムラが無いかをしっかり確認しましょう。
2.液剤の乾燥
次は液剤の乾燥によるムラです。
夏場などの暑い時期に施工するとなると炎天下になるので液剤の乾燥が早くなってしまいます。
炎天下で液剤の拭き伸ばしが上手くいかず、ムラになってしまったという事が考えられます。
3.下地処理が不十分
こちらは施工前の車の状態が汚れやゴミが付いたまま施工してしまうと
被膜の厚みも変わりますので、ムラになりやすくなります。
そしてその状態で硬化してしまうと、被膜が下地の汚れ等を閉じ込めてしまうので
一度コンパウンドで剥離しなければ取り除くことは出来ません。
下地処理はしっかり行いましょう。
4.表面硬化前に水分に触れた
施工から表面硬化の12時間は水分厳禁となっております。
表面硬化の途中で水分が触れてしまうと、被膜は形成途中で不安定なため
ムラになってしまうというケースがございます。
天気予報などをしっかりチェックして、施工のスケジュールを組み立てましょう。
ムラができる原因は大きくわけて上記のような事が考えられます。
対処法
次に、ムラが出来てしまった時の対処方法を説明していきます。
【ピカピカレイン硬化前】
こちらは液剤を塗布してすぐに気がついたというケースです。
この場合は液剤をそのまま拭き伸ばして頂ければ簡単にムラは消えます。
この段階でムラに気がつくのが、一番対処しやすいです。
様々な角度からしっかりチェックしましょう。
【ピカピカレイン硬化中】
表面硬化中の場合、まだ液剤が完全に硬化しきっていないので
余った液剤がある場合はそちらを付けて上から拭き伸ばしましょう。
目視で問題無くムラが消えれば大丈夫です。
表面硬化後の場合、この場合は一度コンパウンドでムラ部分を研磨して頂き、
余った液剤で再施工して頂く形となります。
二度塗りをしてしまうと、ムラを新たな被膜で閉じ込めてしまう事になるのでご注意ください。
Case.04 番外編
・薄く塗りすぎてしまった場合
施工完了後、液剤を薄く塗りすぎてしまったかも…塗れてない箇所があるかも…
と心配な方は、ガラスコーティングの二度塗りをおすすめいたします!!
二度塗りの方法は、完全硬化後、再度ガラスコーティングを施工するだけ。
(※この時余った液剤を使用する場合は、蓋をきつく閉め、冷蔵庫などの冷暗所での保管をおすすめします。)
(※ガラスコーティング剤は開封し、空気と触れると硬化が進みます。再利用時は・液剤が白く濁ってないか・口部分にガラス片が付着
していないかを確認し、自己責任でお願いいたします。)
二度塗りの詳しい方法を下記をご確認ください。
https://www.pika2rain.com/overcoating/
・ガラスコーティングは下地処理が大事
新車にガラスコーティングを施工する場合は、洗車や脱脂剤のみで特別な下地処理は必要ないですが
車の汚れが気になる場合や、以前他社のコーティングを使用していた場合は下地処理が必要となります。
傷やイオンデポジットが気になる場合
コンパウンドでボディを研磨し、傷やイオンデポジットを落としてください。
小範囲のイオンデポジットのみを落とす場合は、イオンデポジット除去剤も効果的です。
ボディに汚れが付着したまま、ガラスコーティングを施工すると汚れを閉じ込めてしまう原因となります。
広範囲を研磨する場合はポリッシャーの使用をおすすめします。
他社のコーティング剤やワックスを施工している場合
日頃の洗車で落ちるコーティング剤やワックスを施工している場合は、被膜がすべて落ちてからの施工をおすすめします。
他社のコーティング剤やワックスが残ったままガラスコーティングを施工すると、
ガラスコーティングの耐久性がなくなる可能性がありますので、念のため脱脂剤の使用もおすすめします。
日頃の洗車で落ちないコーティング剤(耐久性のあるガラスコーティング等)を施工されている場合は、
コンパウンドで研磨し、落としてください。
最後に
如何でしたでしょうか?!
もう既に失敗をしてしまった場合は、上記で述べた対処法をしていただきたいのですが、
できる限り失敗は未然に防ぎたいですよね。
最後にそのポイントをご紹介いたします。
・天気予報を確認して施工日を決定する
繰り返しになりますが、ピカピカレインガラスコーティングを施工後12時間は厳禁です。
施工当日とその翌日は天気が良い日を選びましょう。
梅雨などの特に天気が不安定な時期は、思い切って施工を先延ばしにするのも手段のひとつですよ。
・液剤は薄く塗布する!薄く拭きのばす!
「こんな小さなボトルで車1台施工できるの…?」
お客様からこのようなお声をよくいただきます。
ですが、ご心配はいりません。
ピカピカレインガラスコーティングの液剤は伸びがバツグンなので、
たくさんの量は必要ないのです。
きちんと施工できているか不安で、液剤をつけすぎてしまう気持ちはわかりますが、
これは全く逆で、
何よりもまず薄く塗布!薄く拭きのばす!!
こちらを徹底していただければと思います。
また、ピカピカレインガラスコーティング施工動画がありますので、
あらかじめご覧いただいて、どのように施工をしていくかをイメージしていただくのも良いかと思います。
「これまでの挙げられている事象に該当しない!」
「色々調べたけれど、解決方法がわからない!」
…等々、ご不安な時はお電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ!